| 通常、にきびで病院にかかると抗生物質の内服薬と外用剤を処方されます。これはにきび菌を殺すための薬です。 | ![]() |
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| これに対して漢方薬は、にきびのできにくい体質への体質改善を目的としたもの。自然の薬草などを組み合わせています。生薬を毎日煎じるのは大変ですが、今は携帯にも便利なエキス剤という、有効成分だけの粉末タイプがありますので、働いているかたや学生さんでも無理なく毎日つづけることができるでしょう。エキス剤はお湯で溶いてお茶のように飲むだけ。にきびでお悩みのかたは、毎日の食前薬として1日3回の内服をお勧めします。 | ||
| 治りづらいにきびには、ぜひ漢方薬をお試し下さい(漢方薬の処方は保険診療が可能になる場合がありますので、毎回必ず保険証をお持ち下さい)。 なお、薬局やドラッグストアで市販されているものは、医療用製剤に比べ薬剤量が約3分の一ですので、医療機関での処方をお勧めいたします。 | ||
| ● | 疲れやすく、冷え性・肩こりがある |
| ● | 生理前に、にきびが悪化しやすい |
| ● | 生理不順ぎみである。 |
| ● | 「アダルトニキビ」=フェイスラインに、にきびができやすい |
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| 当帰芍薬散 | |
| トウキシャクヤクサン | |
| ● | 疲れやすく、冷え性・肩こりがある |
| ● | 生理前に、にきびが悪化しやすい |
| ● | 手足がむくみやすく、実はぢ気味である。 |
| ● | 生理痛があり、経血に黒い血のかたまりがある。 |
| ● | にきびは赤黒く化膿して、なかなか治りずらい。 |
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| 桂枝茯苓丸加薏苡仁 | |
| ケイシブクリョウガンカヨクイニン | |
| 「お血」=血液の流れが停滞し、古い血液が溜まることで起きる症状を改善します。 | |
| ● | 全体にオイリースキンで、赤いにきびが多い。 |
| ● | 便秘はほとんどなし。 |
| ● | 体力は普通、冷え性ではなく逆に暑がりである。 |
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| 清上防風湯 | |
| セイジョウボウフウトウ | |
| 熱・炎症を持ったにきびを鎮める効果を持っています。赤にきびが多い方に。 | |